一人旅が好きです。
ただ、最初から不安なく旅ができていたわけではありません。
以前は、できるだけ失敗しないようにと、行き先や時間、立ち寄る場所まで細かく決めてから出発していました。
でも、計画通りにいかないことは多く、そのたびに焦ったり、疲れてしまったりして、「一人旅って、こんなに気を張るものだったかな?」と思うことがありました。
そんな経験を重ねる中で、今は旅に出る前に3つのことだけを決めるようにしています。
全部を決めなくても、この3つさえ押さえておくと、一人旅はずっと楽になりました。
この記事では、私が一人旅をするときに、最初に決めている3つのことについて書いてみようと思います。
帰る日と、帰る手段だけは決めておく
一人旅に出るとき、私が必ず最初に決めているのは、「いつ帰るか」と「どうやって帰るか」です。
行き先や細かい予定は決めなくても、帰る日と帰る手段だけ決まっていると、不思議と気持ちがかなり楽になります。
以前は、「この日はここ、次はここ」と旅の最初から最後まで詰めていた時期もありました。
でも、予定が一つ崩れると、その後の計画も全部ずれてしまい、一人で勝手に焦ってしまうことが多かったです。
その経験から、旅の“出口”だけ決めておくという考え方に落ち着きました。
たとえば、
- この日の夜には家に戻る
- この日は宿に泊まって、翌日に帰る
- 最終的にはこの交通手段で帰る
これだけです。
ここが決まっていれば、途中で予定を変えても、「最悪、ここからこうやって帰ればいい」という安心感があります。
一人旅では、自由に動ける反面、すべての判断を自分でしなければなりません。
だからこそ、帰りの軸を先に決めておくことが、自由さを保つための土台になっていると感じています。
「今日はここまで」のラインを決めておく
一人旅をしていると、「もう少し行けるかも」「せっかくだから、もう一か所」と、つい無理をしてしまいそうになることがあります。
特に一人だと、止めてくれる人がいません。
だからこそ私は、旅に出る前から「今日はここまで」というラインを、あらかじめ意識するようにしています。
それは、距離や時間で決めることもありますし、体の感覚で決めることもあります。
たとえば、
- 今日はこの町まで行けたら十分
- 夕方になって疲れを感じたら引き返す
- 天気が崩れ始めたら、無理せず切り上げる
こうしたラインを持っていると、旅の途中で立ち止まることに、罪悪感を持たなくなりました。
以前は、「せっかく来たのだから」「もう来ないかもしれないから」と自分に言い聞かせて、無理を重ねていたこともあります。
でも、そうやって続けた旅は、あとから振り返ると、楽しかった記憶よりも、疲れた感覚のほうが強く残っていました。
今は、自分の状態を見て、今日はここまでと決められることも、一人旅の大切な判断だと思っています。
無理をしないことで、翌日も、次の旅も、また気持ちよく出かけられる。
一人旅は、遠くまで行くことよりも、自分をちゃんと連れて帰ることのほうが大事なのかもしれません。
絶対にやりたいことは、1つだけ決めておく
旅に出る前、私が最後に決めているのは、「この旅で、これだけはやりたい」ということを1つだけです。
以前は、「あそこも行きたい」「これも見たい」と、やりたいことをたくさん並べていました。
でも結局、それを消化することが目的になってしまい、旅そのものを味わえていない感覚がありました。
今は、1つだけでいいと思っています。
たとえば、
- 気になっていたカフェに行く
- 何も決めずに町を歩く
- 海や山を、ただ眺める
- 温泉に入って、ゆっくりする
この「1つ」があるだけで、旅に芯ができます。
それ以外の時間は、予定通りに動いてもいいし、途中で気が変わってもいい。
何もしない時間があっても、それも旅の一部だと思えるようになりました。
一人旅は、誰かに合わせる必要がない分、自分が何を心地よいと感じるかが、はっきり表れます。
だからこそ、「絶対にやりたいことを1つだけ決める」という選択が、旅を縛るのではなく、旅を自由にしてくれると感じています。
まとめ 一人旅は「余白」を作る旅
一人旅をするとき、私が最初に決めているのは、難しい計画や完璧なスケジュールではありません。
- 帰る日と、帰る手段
- 「今日はここまで」というライン
- 絶対にやりたいことを1つだけ
この3つが決まっていれば、それ以外は、その場の気分や体調に任せてもいい。そう思えるようになってから、一人旅はずっと楽になりました。
一人旅は、どれだけ多くの場所を回ったかよりも、自分の状態を見ながら選び続けられたかが、あとから心に残る気がしています。
これから一人旅に出てみたい人や、計画に疲れてしまった人の参考になれば嬉しいです。
本記事を読んで具体的な判断方法は「一人旅で迷ったときに、私が判断している4つの基準」に記事にしました。

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