一人旅をしていると、どれだけ事前に考えていても、予定どおりにいかない瞬間は必ず訪れます。
電車の遅延、天候の急変、思ったより体が重い朝。
そんなとき、「どうしよう」と焦ってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
一人旅では、こうした不安が特定のタイミングで強くなりやすいと感じています。
今回は、一人旅で予定が崩れたときに、私が最初に頭の中で整理していることについて書いていきます。
これはトラブル対処のテクニックというより、不安とどう向き合い、判断をどう立て直すか、という思考の話です。
予定が崩れた瞬間に、不安が一気に増える理由
予定が崩れたときに感じる不安は、出来事そのものよりも「想定外」によって生まれます。
・このあとどう動けばいいか分からない
・正解が見えなくなる
・判断し続けなければならなくなる
一人旅では、相談できる相手がいない分、すべてを自分で決めなければならない状況になりやすいです。
その結果、予定が崩れる=判断回数が急に増える
という状態に陥り、不安が一気に膨らみます。
予定が崩れたあとだけでなく、一人旅では朝の時点で予定を組み直したくなることもあります。
その場合も、完璧に立て直す必要はなく、判断を減らす調整として考えることで、気持ちが楽になることがあります。
私がまず考えるのは「立て直し」ではなく「把握」です
予定が崩れたとき、以前の私は「どう立て直すか」をすぐに考えていました。
しかし今は、いきなり修正案を探すことはしていません。
最初にやるのは、状況の把握です。
具体的には、次のようなことを頭の中で整理します。
- 今、何が崩れたのか
- すでに失われた選択肢は何か
- まだ残っている選択肢は何か
ここで重要なのは、元の予定に戻そうとしないことです。
崩れた予定を無理に復元しようとすると、判断は増え、不安も強くなります。
「今日はどこまでやれば十分か」を決め直す
状況を把握したあとは、その日のゴールを小さく設定し直します。
・観光地を全部回る
・予定していた店に必ず行く
こうした目標は、一度リセットします。
代わりに考えるのは、「今日はここまでできれば十分」という基準です。
- 宿に無事に戻れればOK
- 一か所だけ行けたら十分
- 今日は休む日にしてもいい
ゴールを下げることで、判断しなければならない回数が一気に減ります。
状況によっては、思い切って「今日はここまで」と決めることもあります。
不安は消そうとせず、扱い方を変える
予定が崩れたとき、不安を「なくそう」とすると、余計につらくなります。
私が意識しているのは、不安を消すことではなく、扱うことです。
- 今日は不安を抱えたまま動く日
- 判断を減らすことを最優先にする日
そう割り切るだけで、無理に前向きになろうとしなくて済みます。
判断を減らすために、あらかじめ何もしない時間を入れておくことも有効です。
不安がある状態でも、判断の基準さえ持てていれば、旅は続けられます。
予定が崩れても、旅が失敗になるわけではない
一人旅では、予定が崩れる=失敗、ではありません。
むしろ、予定が崩れたときにどう考え、どう判断し直すかが、その人の旅のスタイルを作っていきます。
予定どおりに動けなかった日も、「判断を減らして、無事に終えられた」なら、それは十分に成功だと、私は思っています。
こうした考え方は、一人旅を続ける中で少しずつ整理されてきたものです。
まとめ
一人旅で予定が崩れたとき、私がまず考えているのは次のことです。
- 崩れた予定を戻そうとしない
- 立て直す前に、状況を把握する
- その日のゴールを小さく設定し直す
- 不安は消さず、扱い方を変える
予定が崩れること自体よりも、そのあとに増える判断が、不安と疲れを生みます。
だからこそ、「どう修正するか」ではなく、「どう判断を減らすか」を先に考える。
それだけで、一人旅はずっと楽になります。

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